カフェインの効果~良いの?悪いの?~

飲料

カフェインについては、
動悸・眩暈・寝れなくなるという症状が出る問題があったり、
そもそも、カフェインは良くないという意見もあります。


一方、カフェインが入っているコーヒーやお茶は、抗酸化作用があるから良いのだ!
という意見もあります。


今回は、カフェインについて学んでみました。

カフェインの効果

コーヒーやお茶に含まれるカフェインですが、一体何が良いのでしょうか。
結論から言うと、
「糖のエネルギー代謝を高める効果」があるというのが一番のポイントです。
蜂蜜や黒糖等、質の良い糖質は、糖代謝を上げてくれますが、
カフェインも糖代謝を高めてくれます。

ただし、注意が必要です。
糖のエネルギー代謝が上がるという事は、
糖の消費と併せて、他の栄養素の消費も必要になってきます。

ですので、糖質・タンパク質・飽和脂肪酸・ビタミン・ミネラルの補給が必要になります。

対策としては、コーヒーにたっぷり蜂蜜や黒糖を入れるか、
緑茶の際は、お茶菓子を一緒に食べるなどになります。

栄養素が不足した場合、低血糖になる
低血糖になると、ストレスホルモンを動員する(アドレナリン・コルチゾール)
これが、動悸・眩暈・吐気の原因

免疫への影響

カフェインには、アデノシンの作用をブロックする事が分かっています。
アデノシンは、ストレス下で免疫抑制作用をします。
この、免疫抑制作用をカフェインがブロックしてくれます。

【免疫抑制作用】
アデノシンのほかに、セロトニン・コルチゾール・オメガ3等は、免疫抑制作用を起こします。

カフェインは、病気の予防にも効果的です
2019年のメタ分析では、摂取量が多いと、あらゆる原因の死亡率が低下することが分かっています。
また、癌・糖尿病・心疾患・認知症・パーキンソン病のリスクを低下させる事が分かっています。
つまり、細胞分裂を止めてくれる作用があるという事になります。

ダイエットへの影響

脂肪には、2種類あります。
①白色脂肪(プーファ)=お腹周りにつく脂肪
②褐色脂肪(燃焼用脂肪)=首のまわりに存在する脂肪


カフェインは、②褐色脂肪の代謝を高め、熱産生を向上させます。
そのため、ダイエットに効果的です。


但し、糖が少ないと、白色脂肪を使う事になり、熱産生機能が低下するので注意が必要。

抗酸化とは

抗酸化物質は、
①外部から取り入れる抗酸化物質
②血液内にある抗酸化物質

が存在します。

カフェインは、体内で実質的に唯一の抗酸化物質である「尿酸」に変換されます。
簡単に言うと、カフェインが②の抗酸化物質に変換されるという事です。

尿酸は、とても重要で、脂質過酸化を防ぐ役割を担っています。

①の抗酸化物質の危険性
外部から取り込んだ場合、還元ストレスという危険が有ります。

カフェインとの付き合い方

カフェインを摂取する際のポイント
・糖と一緒に摂取する
・他の栄養素も十分に摂取する
という事が大切そうです。

糖の代謝を上げる事が一番ですが、カフェインは相乗効果をもたらしてくれるという事が分かりました。

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