~アホでも分かった~国債は国民が負担しなくて良い理由

経済

リフレ派・MMT等、金融政策については様々な意見が有ります。
自分は、ずーっと、
国債を発行することは、国の借金が増えすぎて、国民一人当たりに換算すると○○円必要」
「いつかハイパーインフレになる」
「財政が破綻する」

というメディアの言う事を信じて来ました。


しかし、国債の発行量は、年々増え続けていますが、財政は破綻しないし、ハイパーインフレにもならない。

ってことは、メディアが言ってることは、正しく無いのでは?と思い、今回、少し勉強してみました。

インフレについて

インフレとは(量の問題)
「お金の量」=「物の量」➡価値は変わらない
「お金の量」>「物の量」➡物の価値が上がる(インフレ)
「お金の量」<「物の量」➡物の価値が下がる(デフレ)

通常、
世の中は物の量は増える為、お金も増やさないとインフレになる

上記のメモを踏まえて、財務省より
「先進国であれば自国通貨建ての国債で財政破綻しない」について考えてみると、

【前提条件】
先進国である事
➡きちんとした経済政策をする国(インフレ目標は守る国)

➡買いすぎるとインフレ率が高くなるため。

これを踏まえて、リフレ派・MMTは、インフレ目標(2%)範囲内であれば、国債を発行して日銀が購入することは問題無いと言っている。

金融政策について

金融政策とは
お金を刷る?刷らない?どっちにする?って事。
お金を刷った場合➡物価が上がる(貨幣数量理論)
例:
100個100万円➡1個1万円
お金いっぱい刷って
100個1000万円➡1個10万円

刷ったお金はどこに行くのか?

お金(国債)を刷って金融機関の持っている国債を購入した場合、
持ってた国債が、刷られたお金を保有することになった金融機関を通して、色々な所に行く。
例:金融機関から民間への貸し出し等
世の中に出回っているお金の量が増えるという事になる。

つまり、日銀が購入した国債の量≒世の中に出回っているお金の量
という事になる。

事実、1,000兆円位あった国債は、日銀が半分購入したが、まだ半分は金融機関が保有している。

国債は、借金だから国民が返さないとダメ?

【日本政府のバランスシート】の中身を見る

前提条件として、日銀は政府の子会社であるという事
(後で、理由を記述します)

政府の貸方(負債)
<国債・財投債>
分かりやすく1000兆円とすると
半分の500兆円は日銀・もう半分(500兆円)は一般(金融機関等)が保有している

日銀を政府の子会社としてみる理由

政府は、国債を発行することで、確かに借金をしています。
借金が大変な理由は、利払いにあります。
しかし、政府と日銀の間には、日銀納付金が有る為、利払いをしなくて済むのです

日銀納付金とは
日銀が国債を刷った場合のお金の流れを見てみましょう
①日銀が国債を刷る➡②刷ったお金で、国債を購入➡③政府が日銀に利払い(日銀の収益)
➡④日銀は政府の子会社なので100%政府が取れる(日銀納付金)

また、日銀(子会社)が保有している国債については、償還期間が来ても「借換」をしているので、
政府は、国債を返済する必要がありません。


しかも、一般(金融機関等)が保有している国債については、利払いをしますが、
政府に金融資産があることも忘れないでください。
この金融資産には、利息が付くため、一般が保有している利払いをしても、ちょっとプラスになります。

つまり、政府は、一般に対しての国債等500兆円については、健全に支払っていけており、
日銀(子会社)の保有している国債については、借換をすることで、問題無い財政状況にあります。

ん?でも国債発行し続けてるじゃん。財政破綻しないの?
となります。⇩を続けてどうぞ。

日銀が全部の国債保有したらどうなるの?

 【日銀が一般の保有する国債も全部保有した場合はどうなるのか】
①世の中の銀行から国債が無くなる
②財政問題が無くなる(バーナンキも言っている)
③政府の子会社が全部国債を持つので、財政負担が0になる

えっ?良い事じゃない?じゃあ、何でそうしないの?

理由は、日銀の2つの顔が有る
①銀行の中の銀行
②物価を調整する国民向けの顔
天下り先が銀行なので、②より①に偏りがちになる為。

尚、参考にしたのは、三橋貴明先生・高橋洋一先生の著書・動画になりますが、簡単な説明をしていたのが高橋洋一先生だったので、
高橋洋一先生の比重が多くなっております。

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