エセ代替医療①「糖質制限」

今回は、前回の記事の中に書いていた、「私が失敗した代替医療」について、少しだけ見ていきたいと思います。

前半の1~3で簡易的な内容を書かせて頂き、4で少しだけ深堀りをする内容となっております。
今後、もっと深堀した記事を書いていきたいと思っております。

かつて私が信じていた「常識」

「砂糖は白い悪魔」「炭水化物は太る元」
私もかつては、そう信じて疑いませんでした。

当時のイメージ:

    ◦ 糖をとると血液がドロドロになる。

    ◦ 糖が体の「炎症(火事)」を引き起こす。

    ◦ 糖質を我慢すれば、健康になれるし痩せられる。

しかし、勉強を深めるにつれ、この常識が「真実とは真逆」であることを知りました。

糖質制限を行ってはいけない理由

結論から言います。
糖質制限は、体に「飢餓(きが)」という強烈なストレスを与える行為です。
(この状況について、オートファジーが活性化するから良いのだ!という見解に騙されないでください)

糖質制限をしてた人が、普通の食事に戻すと、あっという間に体系が戻るどころか、以前より太ってしまう理由はここにあります。
(飢餓モードから食事を蓄えるモードに。以前の飢餓状態の体験から、危険に備えるため蓄えてしまう)

車のガソリンと同じ:
人間の体にとって、糖(ブドウ糖)はメインのガソリンです。
ガソリンを入れずに走ろうとしたらどうなるでしょうか?
車(体)は無理をして、自分のパーツ(筋肉や脂肪)を溶かして燃料にし始めます。
(ブドウ糖が使えない体は、果糖が代替してくれますが、詳しい内容は今後書いていきます)

「冬眠モード」になる:
糖が入ってこないと、体は「今は食糧難だ!」と勘違いし、エネルギーを節約する「冬眠モード」になります。
体温が下がり、代謝が落ち、手足が冷え、免疫力も下がります。

油の汚れ:
糖の代わりに脂肪を燃やすと、スス(ゴミ)がたくさん出ます。
これが体を汚し、老化を進めてしまうのです。

糖質制限で起こる病気

「健康のため」に始めた糖質制限が、実は以下のような病気の引き金になります。
(代表的な例をあげてます)

1. 糖尿病:
糖を制限し続けると、逆に血糖値を下げる力が弱まり、糖尿病になりやすくなります(※理由は後述の生化学パートで!)。

2. 甲状腺機能低下症:
体のアクセルである甲状腺ホルモンが働かなくなり、無気力や激しい疲労感に襲われます。

3. 筋肉が減る・骨がもろくなる:
エネルギー不足を補うために、自分の筋肉や骨を溶かしてしまうからです。

4. 結石・脂肪肝:
溶け出した脂肪が肝臓に溜まったり、石を作ったりします。

【深掘り】なぜ危険なのか?生化学的メカニズム

ここからは、なぜ医学的に糖質制限が危険なのか、少しだけ詳しく細胞レベルの仕組み(生化学)で解説します。
(少し話が難しくなるので、興味がない方は飛ばして下さい)

① 「リポリシス(脂肪分解)」
糖(グルコース)の供給が絶たれると、体はコルチゾールやアドレナリンといった「ストレスホルモン」を分泌し、脂肪組織を分解してエネルギーを得ようとします。
これを「リポリシス」と呼びます。
この時、血液中に大量の「遊離脂肪酸(特にプーファなどの酸化しやすい油)」が放出されます。これが諸悪の根源です。
(現代人はプーファ過剰なため、遊離脂肪酸もプーファがメインになる)

② 「ランドル効果」による代謝ブロック
血液中に遊離脂肪酸が増えすぎると、細胞は糖を取り込めなくなる。
これを「ランドル効果(糖と脂肪の競合)」と言います。
※ランドル効果:糖をエネルギー源にすると脂肪が使われない。逆に、脂肪をエネルギー源にすると糖が使われない
(脂肪エネルギーにしたら痩せるからいいじゃない!!という見解が一番危険)

脂肪が細胞へのドアを塞いでしまうため、インスリンが出ても糖が細胞に入れず、血液中に溢れてしまう。
これが「インスリン抵抗性(糖尿病)」の正体です,。
つまり、糖尿病の原因は「糖の摂りすぎ」ではなく、糖質制限や油の摂りすぎによる「脂肪代謝」なのです。
(血糖値が下がらないというのは、結果だけを見ている状況です)

③ ミトコンドリアの機能不全
脂肪(特に不飽和脂肪酸)を無理やり燃料にすると、ミトコンドリア内で「電子の渋滞(還元ストレス)」が起こります。
これが活性酸素や猛毒アルデヒドを発生させ、細胞を内側から破壊します,。
対して、糖(グルコース・フルクトース)は、二酸化炭素(CO2)を発生させながらクリーンに完全燃焼し、最高のエネルギー効率を誇ります,。

代謝の違い
①糖:エネルギー効率1モル。完全燃焼では二酸化炭素と水を発生(但し、不完全燃焼では乳酸が発生)
②タンパク質:エネルギー効率0.7モル。アンモニアが発生
③脂質:エネルギー効率0.7モル。アルデヒドを発生
(モル=呼吸商と呼ばれる。1が一番効率的にエネルギー化している)

結論:
糖質制限は、一時的に数値を下げたように見せかけるだけで、裏では「脂質代謝による細胞の破壊」と「代謝の低下(老化)」を加速させているのです。

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